北塩原村の森の中にある小さなカフェは、まるでジブリ映画の世界に迷い込んだような空間だ。訪れたのは秋の紅葉が美しい時期で、外の木々の色が店内の暖かみとよく似合っていた。お店の奥に進むと、暖炉が設置されており、ゆっくりと時間を過ごせる雰囲気。外から見るとちょっと奥まった場所にあるため、道に迷いそうな人も多いが、地元の人に尋ねて行くと確実に到着できる。店内は木製の家具や手作りの小物が並んでおり、落ち着いた雰囲気でリラックスできる。特に紅葉の季節には、テラス席でコーヒーを飲みながら景色を楽しむのがおすすめだ。また、カフェの奥にはお菓子やパンが並んでおり、ちょっとしたお土産にもなる。
料理の味はどれもとても美味しい。特に人気の「きのこクリームソースのニョッキ」は、さつまいもとじゃがいもが入ったもので、クリームの味が優しくてとても食べやすい。パンは表面がカリカリで、小麦の風味が楽しめる。コーヒーも選べる種類が多く、フレンチプレスやフィルターで淹れるものがあり、それぞれの味が楽しめる。特にエルサルバドルのコーヒーは、コクがありながらもまろやかで、他のカフェでは味わえないような深みがある。ケーキの「花豆モンブラン」は、甘さ控えめで豆の風味が際立っており、お口に合う人が多い。また、秋限定の「かぼちゃのシュークリーム」は、かぼちゃの甘さが丁寧に引き出されており、季節感を味わえる。
家族連れやグループで訪れる人も多く、特に子供たちが喜ぶようなメニューが用意されている。ランチの時間には多くの客が訪れ、メニューも豊富で、パスタやサンドウィッチなど、様々な選択肢がある。ただし、料理のクオリティは評価が分かれるようで、一部の口コミではパスタの味が物議を醸したこともある。しかし、多くの人が「美味しい」「リラックスできる」と評価しており、特にコーヒーとスイーツの評判は高い。また、店員の対応もフレンドリーで、安心して利用できる。
店内の雰囲気は落ち着いており、近くの五色沼や裏磐梯の自然を堪能したい人にとっても、休憩スポットとして最適だ。特に、森の中にひっそりとあるため、都会の喧騒から離れたい人にはおすすめ。また、季節ごとにメニューが変わるため、同じ場所でも何度訪れても新しい発見がある。冬には雪が降る場所なので、温泉やスキーをした後に訪れるのも良いだろう。春には桜が咲き、夏には緑が豊かで、年中楽しめる。
このカフェは、地元の人々にとっても重要な存在で、地元の食材や手作りの料理が特徴だ。例えば、会津山塩を使ったケーキや、近くで取れた野菜を使ったメニューなど、地元の持つ魅力を活かした料理が並ぶ。また、お菓子やパンはすべて手作りで、素材の味を大切にしている。このようなこだわりが、多くのリピーターを生んでいるのだろう。特に、自然と調和した空間で、時間を忘れて過ごせるのは、都会のカフェでは味わえない経験だ。これからも季節ごとに訪れたいと思う場所の一つだ。