〒633-0315 奈良県宇陀市室生大野1800番地
070-4105-6708
宇陀市にある小さなカフェに訪れたとき、最初に目に飛び込んできたのは急な階段だった。途中の畑や民家が見える自然な風景と、玄関の営業中札がなく、まるで普通の家に迷い込んだような感覚が、なんだか不思議と心地よかった。階段を上っていくと、木の香りが漂う部屋に到着。靴を脱いで入る空間は、登山用の靴を履いて来た友人も少し戸惑っていたが、その手間を省くと損をするような感覚に。ここに来たことで、特別な時間を味わえる気がした。料理の注文はチキンカレーランチにした。彩りがよく、野菜がたっぷり入ったカレーはスパイスが効いていて、少し薬膳のような風味が、まるで空の上にいるような気分にさせてくれた。木製のスプーンは少し小さめで、普段のカレーとは違う新鮮さを感じた。その日はティータイムだったが、ケーキよりもカレーを選び、後で水菜の辛子和えがサプライズで出された。味がしっかりしていて、お店の気遣いが伝わった。オーナーの気さくな話に夢中になり、次回は磨崖仏を見に行きたいと心に決めた。他にも訪れた人たちは、予約なしで来ても対応してくれたと話していた。店内は4人用のテーブルが2つで、窓からの景色を楽しめる席があった。近鉄電車の音が聞こえるのも癒しの一部だった。オーガニックコーヒーと苺のケーキを注文した人もいた。ケーキの真ん中には大きな苺が入っており、コーヒーとの相性が良く、素直な味に感動した。また、山菜たっぷりの料理が人気で、自然の恵みを味わえることが特徴だ。訪れた人たちは、天気の悪さで龍鎮神社を諦めかけたが、オーナーのアドバイスで三社を巡ることができたと喜んでいた。階段を登る道は狭く、迷いがちだが、駐車場があり、看板を見れば営業日がわかる。カフェの位置は少し分かりにくいが、その分、隠れ家的な魅力がある。また、オーナーが一人で運営しているため、食事の際は予約がおすすめだ。訪れた人は、予約なしで来ても対応してくれたと話すが、混雑時は少し待つ必要があるかもしれない。自然な民家で、山菜や野菜を使った料理を楽しめるこのカフェは、日常の喧騒から離れたい人にとって理想的な場所だ。景色もよく、料理も美味しいだけでなく、オーナーとの会話も心地よかった。この場所で過ごす時間は、まるで時間が止まっているような感覚に。次回は、絶景を眺めながら食事を楽しみたいと思う。