射水市にある小さなカフェに足を運んだ日のことを今でも覚えている。外観は赤い壁とガラス張りの扉が目を引くが、中に入ると白を基調とした空間が広がる。レトロな雰囲気と現代的なデザインが融合した店内は、何とも不思議な魅力がある。特に2階の窓際は、万葉線の電車が頻繁に通る様子が見えるため、電車好きにはたまらない場所だ。私が訪れたのは平日だったが、家族連れやグループの客が多く、子供たちの笑い声が店内に響いていた。この雰囲気は、家族で訪れても楽しめるポイントだと思う。メニューは豊富で、オムライスや厚切りトースト、ホットサンドなど、さまざまな選択肢がある。私が注文したオムライスはデミソースで、とろとろの卵が絶品だった。隣の客が注文したホワイトソースのオムライスも美味しそうで、どちらもコスパが良い印象だ。コーヒーも特筆すべき点で、酸味が少なく甘みを感じる味わいが特徴。苦手な人には特にオススメしたい。また、ケーキやドリンクの種類も豊富で、オーダーするたびに新しい発見がある。店内には1階と2階の席があり、2階は50人分の座席があるという。駐車場も15台ほどあるため、車で訪れるのも難しくない。ただし、土日は満車になる可能性があるため、事前に確認しておくと良いだろう。私が訪れた際は、1階のテーブルが満席で2階に移動したが、広々とした空間でくつろぐことができた。また、店内の奥にはお部屋が設けられており、少人数のグループには最適だ。このカフェの魅力は、何よりも「時間を忘れて過ごせる」という点にある。オムライスを味わいながら電車の音を聞き、コーヒーを飲みながら本を読む。そんな日常の時間を楽しむには、まさに理想的な場所だ。ただし、すべての料理が満点というわけではない。カツカレーを注文した客からは、レトルトのカレーがでたという不満の声もあった。しかし、オムライスやコーヒーのクオリティは高く、個々の好みに合わせて選べば、満足度は高いだろう。店員の対応も丁寧で、雑貨屋さんを勧められたりと、親切な対応が印象的だった。このカフェは、家族連れや友人同士で訪れても楽しめる場所だ。レトロな雰囲気と美味しい料理、そしてリーズナブルな価格が魅力で、何度も訪れたい場所の一つだ。