絵本カフェというコンセプトのカフェを訪れたのは久しぶりでした。勝央町にあるこのカフェは、外観からして落ち着いた雰囲気で、通りの奥まった場所にありながらも、通りを歩いていると自然と目につく存在感があります。中に入ると、まず目につくのは並べられた絵本たち。子どもの頃に読んだような懐かしい絵本が並んでいて、大人も思わず手に取ってしまうほど。店内の照明は柔らかく、長く滞在しても疲れにくいような明るさで、家族連れや友人同士で訪れる人も多いようです。特に、小さな子供がいても安心な空間で、積み木が置いてあるテーブルを見ると、すぐに遊んでいる様子が想像できます。このカフェの魅力は、ただの絵本カフェというだけでなく、食事の質やサービスにも注力している点です。昼のランチタイムは完全予約制で、手巻き寿司のランチが人気。酢飯がお櫃に入った状態で出されるのは珍しく、パリパリの手巻き海苔で好きな具材を巻いて食べるスタイルは、まるで自分たちで作っているような楽しさがあります。小皿に盛られたおかずは毎回変わるようで、その日の旬の食材が使われているのが伝わります。特に、招き猫やパンダ、うさぎの形をした皿が目を引くので、写真を撮る人も少なくありません。ランチの後には、お蕎麦のジュレを使ったパルフェやフレンチトーストなど、デザートも充実。甘いものが好きな方にはおすすめで、コーヒーも丁寧に淹れてくれるため、コーヒー好きにも満足できます。また、このカフェの魅力は、スタッフの対応にもあります。店長さんはとても親しみやすく、話しかけやすい雰囲気で、初めて訪れる人でも安心して過ごせます。駐車場は少し狭くて、大型車は避けた方がいいと聞きましたが、周辺の道路状況を確認すれば問題なくアクセスできます。予約制のため、予め時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。このカフェは、ただのランチスポットではなく、日常の疲れを癒すための隠れ家のような場所です。絵本を読みながらコーヒーを飲んだり、家族や友人と語らいながらランチを楽しんだりするには最適で、時間の流れがゆっくりと感じられる空間です。これからも訪れたいカフェの一つとして、心からおすすめできる場所です。