阿南市にある小さなカフェに遊びに行った日、田園風景が広がる場所にひっそりとあるお店で、まるで時間の流れがゆっくりになるような雰囲気だった。入り口にかかっている看板には「よもぎ田カフェ」と書かれていたが、それほど目立つ場所ではないから、偶然通りかかった人が多くいるのかもしれない。店内に入ると、木製のテーブルや椅子が並び、窓からは緑が広がっていて、まるで都会から離れた癒しの空間にいるような感覚になる。特に朝の時間帯は常連客が多く、コーヒーを飲みながら本を読んだり、おしゃべりを楽しむ人が多い。私たちはランチタイムに訪れたが、それでものんびりとした空気が漂っていて、心地よかった。メニューにはサンドウィッチやドリア、デザートなどがあり、どれも手作り感が伝わってくる。特にドリアは熱々で、具材がたっぷり入っていて、味がしっかりしている。ドレッシングもバーニャカウダ風で、ちょっとした驚きがあった。また、スープやミニデザートも付いていて、コスパが良いと感じた。カフェの特徴は、自家製パンが使われていることと、季節のフルーツを使ったスイーツが人気だという点。バスクチーズケーキやワッフルなど、どれも見た目も華やかで、写真を撮る人も多い。店内には知人の絵画が飾られており、アート好きの人にもおすすめ。子供連れの家族も見かけたが、テーブルが広めで、子供が動き回っても大丈夫そうな設計だった。また、車でのアクセスも可能で、駐車場は舗装されていないものの、広さは十分。 wheelchair対応の設計で、高齢者や身体に不自由な人も安心して利用できる。ただ、モーニングの時間帯は混雑する可能性があるため、早めの来店がおすすめ。また、ドリンクは保温ポットで提供されるので、コーヒーを何杯でも楽しめるのが嬉しい。ランチタイムには、ドリアの種類が2種類から選べるというのも魅力的。どちらも具材が豪華で、特に小海老とアボカドのドリアは、クリームがとろけるような味わいだった。デザートのソフトクリームも、季節に応じて味が変化していて、毎回新鮮さを感じた。お店の雰囲気は、田舎の静けさと都会の落ち着きが融合したような感じで、癒しの時間にぴったり。田園風景を背景に、のんびりした時間を過ごすには最適な場所だ。特に、週末の午後は家族連れやカップルで賑わっていて、笑い声が聞こえるのが印象的だった。このカフェは、都会の喧騒から離れたい人や、家族で過ごしたい人にとって、理想的な場所だ。また、地元の食材を活かした料理が人気で、地元の農家が栽培した野菜や果物が使われている。そんな地元とのつながりを感じるお店で、自然と心がほっこりする。今後も訪れたい場所の一つとして、心からおすすめできるカフェだった。