久喜市にある繭久里カフェは、自然を感じさせる空間で、無農薬の野菜や独自のメニューが魅力のカフェです。私は先日、友人の紹介で訪れて、その雰囲気と料理に感動しました。店内は古民家を改装した雰囲気で、木の香りや落ち着いた照明が心地よく、時間を忘れて過ごせます。特に注目したのは、メニューに掲載されている『寝かせ玄米』という発想。通常の玄米よりもモチモチとした食感で、野菜との相性も抜群でした。この玄米は炊いた後に少し時間を置くことで、GABAなどの栄養価がアップするという話で、健康志向の人にもおすすめです。ランチタイムには、『たっぷり野菜セット』や『寝かせ玄米とミニカレーセット』など、ボリューム満点のメニューが用意されていて、価格も手頃だと感じました。また、ドリンクの『自家製いちぢくエード』や『豆乳ラテ』も人気で、スイーツの『おからのチーズケーキ』は甘さ控えめでほんのり甘い味がしました。自然の農園で栽培された野菜が使われているため、素材の味が際立つのが特徴です。店内の奥には、農業教室や稲作教室もあるようで、食事だけでなく、農業に触れ合う機会も楽しめます。このカフェの魅力は、単なる食事だけでなく、自然と農業とのつながりを感じられる点にあります。また、メニューには大豆ミートを使った唐揚げや、グルテンフリーのケーキなど、多様な選択肢が用意されていて、幅広い層に好まれるだろうと思いました。ただ、アクセスは車が必須で、駐車場の入り口が少しわかりにくいと感じる人もいるかもしれません。また、子連れの家族が来ていると、子供の声が気になってしまうこともありました。しかし、それ以外は大きな不満はなく、特に美味しい料理と心地よい空間に満足しました。カフェの雰囲気や料理の質、価格のバランスを考えると、近くに住んでいる人や観光客にとってもおすすめの場所です。また、閉店が12月で終わるという情報もあり、訪れる機会が限られている分、来訪者の思いがより一層強くなるのかもしれません。自然と食事、そして農業への関心がある人には、ぜひ訪れてほしいカフェです。今後も機会があれば、また訪れたいと思います。