広陵町の小さな木のカフェに足を運んだ日、思わず笑みがこぼれた。入り口を入ると、すぐに木の香りが鼻をくすぐり、どこか懐かしいような温かさが心を包み込む。天井が高く、広い空間に並ぶ座席は、距離がしっかりあるので静かに過ごしたいときにも最適。店内の雰囲気は、落ち着きと優しさがバランスよく調和していて、まるで時間を忘れるような感覚に。コーヒーに合わせて注文したケーキは、手作りの温かさが伝わってくる。特にムースキャラメルは、口に触れた瞬間から溶け出すような食感で、味わいに感激した。スイーツ以外にも、サンドイッチやピザトーストなど、シンプルなセットメニューが並んでいて、お腹が空いたときにサッと食べられるのが嬉しい。店内には日替わりで並ぶケーキや、季節限定のスイーツもあるので、訪れたいときにはチェックしておくと良さそう。特に夏にはかき氷が登場し、シロップを注文するたびに丁寧に作る様子が魅力的。他のカフェでは感じない、お水の美味しさにも気づいた。塩素のにおいが気になる人には、ここは安心して利用できる場所だ。スタッフの対応も丁寧で、気軽に話しかけることができた。友人と訪れたときには、会話が弾んでしまうほどリラックスできる空間だった。ただし、金・土・日だけの営業時間は少し不満に感じるが、その分、混雑せずゆっくり過ごせるのが良い。カレーが好きな人には少し物足りないかもしれないが、ケーキやスイーツを楽しむには最適な場所。また訪れたいと思うカフェの一つだ。