浜田市にあるORI'S cafeは、道の駅ゆうひパーク三隅に隣接する小さなカフェで、訪れた人々の心を温める存在だ。私が訪れたのは冬の寒さが厳しい時期で、外の空気は冷たいのに、中に入るとすぐに温かさが伝わってきた。店内は明るく、木の温かみを感じるインテリアで、どこか懐かしさを感じさせる空間だった。特に注目したのは、メニューに載っている『藻塩あんこワッフル』で、地元の食材を使った独自のアレンジが魅力的だった。実際に食べてみると、あんこの甘さと藻塩のしょっぱさが絶妙にマッチし、食感もサクサクで、一口食べればすぐにその美味しさに感動した。それに、ワッフルの上にたっぷりのあんこが乗っているので、食べ応えもある。この日は、ナマケモノコーヒーも注文したが、温かさとコクが際立って、コーヒー好きにはたまらない味だった。何よりも驚いたのは、スタッフの対応がとても丁寧で、笑顔で接客してくれたこと。特に、私が『ワッフルは温めるのに3分かかる』と聞かされたとき、その時間も楽しめるよう、コーヒーを一緒に提供してくれた。その優しさが、心に残った。また、フライドポテトも注文したが、揚げたての熱々で、芋の香りがたっぷりで、藻塩を振りかけてあるのがポイントだった。この日は、バトウバーガーを食べたかったが、時間がかかる可能性を考慮して、『フリッツの藻塩マヨ』を試してみた。揚げたてのポテトとマヨネーズの組み合わせは、意外にも合っていて、ちょっとしたサプライズな味だった。スタッフの笑顔が、さらに美味しさを引き立ててくれた。もう一度訪れたいと思うほど、このカフェの雰囲気や料理に惹かれた。特に、ワッフルやコーヒー、フライドポテトの組み合わせは、寒い日にぴったりで、心も体も温めてくれる。また、お店のスタッフはフレンドリーで、注文に応じて柔軟に対応してくれる。例えば、私が『チョコレートのワッフルはメニューにないけど、生クリームとチョコソースでお願いできますか?』と尋ねたとき、快く対応してくれて、『シークレットメニュー』のような特別感を味わえた。このように、お店のスタッフが気遣いを忘れない姿勢が、訪れた人の心を掴むのだろう。また、ドーナツが人気で、売り切れることも多いため、行くなら早めに訪れた方が良さそうだ。ただ、一度だけは、少し物足りない経験もした。ある日、期間限定の栗のワッフルを注文したが、ワッフルが中心が冷たく、パサパサしていて、栗の味も弱かった。そのときは、少し残念に感じたが、それでも、コーヒーは美味しく、スタッフの対応も丁寧だったので、全体的には満足度は高かった。このように、お店のメニューは常に変化しているようで、訪れるたびに新しい発見があるかもしれない。これからも、このカフェを訪れるたびに、新しい味や温かさを求めて、足を運びたいと思う。