〒866-0883 熊本県八代市松江町15−1
0965-33-5175
八代市にある小さなカフェに訪れた日、通り沿いの住宅街にひっそりとたたずむそのお店は、なんだか心が落ち着く雰囲気だった。店の外観はシンプルで、特に目立つ看板はなく、通りを歩いていると見落としそうになるほど。でも、通りの向かいに立つと、ガラス窓から差し込む自然光が店内を明るく照らしているのが見え、思わず足を止めてしまう。中に入ると、天井の梁や木のテーブル、椅子など、どれも手作り感が漂っており、まるで自宅のような温かみがある。店主さんは一人で切り盛りされているようで、注文を受けてから料理を一つずつ丁寧に作るため、時間がかかるがその分、丁寧な手料理が楽しめるのだ。この日のランチは、店主さんから「時間に余裕を持ってきてください」と声をかけられたが、その言葉通り、注文してから1時間ほどかかった。でも、その間も店内には静かなBGMが流れ、時間に追われることなく、のんびりと過ごせたのはよかった。特に気に入ったのは、お冷の水素水で、身体に優しく、何杯でも飲めてしまう。コーヒーも手挽きでサーブされるようで、サイフォン方式のコーヒーが味わえるのも魅力の一つだった。料理は、ハンバーグや魚介類のメニューがあり、どれも家庭的な味わいがする。中でも、日替わりのランチはボリュームがあり、前菜だけでお腹が満たされるほど。友達と一緒に訪れた際には、ナポリタンや海老の餡かけが人気で、どれも美味しくて驚いた。また、トイレの壁に飾られた小物や、店内のインテリアにまで気を配っている様子が伝わってきて、とても気分がよくなった。特に、ガラス窓から見えるお庭や、店内の落ち着いた空間は、日常の喧騒から離れられる場所としておすすめしたい。店主さんの優しい笑顔と、一つ一つ丁寧に作られる料理に、何度でも訪れたいと思わせるカフェだ。このカフェの魅力は、時間を大切にし、心を込めて料理を作ること。忙しい日々の中で、そんな時間を過ごせる場所は貴重で、きっと多くの人にとって癒しの場になるだろう。今後も、また訪れたい場所の一つだ。