いちしろ

4.3

〒811-2503 福岡県糟屋郡久山町猪野981−2

092-692-9166

instagram.com/ichisiro_hisayama2


訪問者レビューの概要

久山町にある『いちしろ』は、久しぶりに訪れてまた心がほっこりする場所だ。このカフェは古民家を改装したような雰囲気で、自然素材の温かみを感じる空間が広がっている。ランチタイムには、季節の野菜や地元産の食材を活かした料理が並び、どれも丁寧に作られていると感じた。特にランチプレートは、ご飯かパンのどちらかを選べる選択肢が嬉しい。私はパンランチを注文したが、バゲットや雑穀パンといった種類が豊富で、食感も楽しめる。スープは昆布の出汁がベースで、味が薄めでも素材の風味が際立つ。ただ、スプーンの形状がやや使いにくいと感じたが、それは全体の印象を大きく損なうものではない。店内には絵本や雑貨が並んでおり、落ち着いた空間で時間を過ごせる。特に夏にはアイスキャンデーも楽しめるという話なので、季節ごとの変化も楽しみだ。

料理の内容は、一品一品に工夫が感じられた。野菜のカットもそれぞれの料理に合わせて大きさが調整されており、見事にバランスが取れている。例えば、レタスと卵のピタパンやクリームチーズの雑穀パンは、シンプルながらも美味しい。また、うずらの燻製やサラダも、素材の味を活かした調理がされている。ランチプレートには必ずキッシュが入っているのが恒例で、これは私の楽しみの一つだ。素材の味を殺さずに、味付けも丁寧で、一口食べると「ここは特別だ」と実感する。また、野菜の色合いが豊かで、見た目も美しい。このように、料理の質はとても高い。

このカフェの魅力は、食事の質だけでなく、空間の雰囲気にもある。古民家を活かした内装は、落ち着いた色合いが目を癒してくれる。テーブルにはお花が飾られており、スタッフの心遣いが感じられる。また、エコに配慮したおしぼりや、ピッチャーのセッティングなど、小さな配慮が嬉しい。ただ、予約の際には席の配置について注意が必要だ。3人で来店した場合、2人席に1人分の椅子を追加する形になるため、ちょっと窮屈な感じになることがある。また、お箸セットが準備されていない場合もあるので、気をつける必要がある。しかし、スタッフの対応はとても丁寧で、後で広い席に移動してもらえるなど、配慮が感じられた。このような細かい対応が、サービスの良さを示している。

『いちしろ』のランチは、単なる満腹を目指すのではなく、食事そのものを楽しむための時間だ。1,000円前後の価格で、季節の野菜や地元の食材を楽しめるのは、とても魅力的だ。また、ケーキセットを注文すると100円引きになるというサービスもあり、コーヒーと紅茶が付くので、リラックスできる時間にぴったりだ。ただし、13時以降はパンランチが売り切れてしまうこともあるため、予約や早めの来店がおすすめだ。このカフェは、都会の喧騒から離れ、自然に囲まれた空間で、心地よい時間を過ごせる場所として、多くの人から支持されている。

このカフェの魅力は、何よりも料理と空間のバランスにある。和食の基本である八方出汁を活かしたスープや、食材の味を最大限に引き出す調理法が、食事の質を高めている。また、手作りスコーンやアイスキャンデーといったスイーツも人気で、お土産に最適だ。このように、『いちしろ』は、単に美味しい料理を提供するだけでなく、心を癒す場所としての魅力がある。訪れた人は、食事だけでなく、その場の空気やスタッフの笑顔に触れることで、心の満足を得ることができるだろう。今後も多くの人が訪れ、心に残る時間を過ごせる場所として、今後も注目されるだろう。

33.66564, 130.5094052


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