中之条町にある唐澤農園に初めて訪れたのは、朝の散歩中に通りかかったときだった。建物の外観はシンプルながらも、カフェらしい雰囲気が漂っており、思わず足を止めた。入口は西側に限定されているため、車で来るときは注意が必要だという案内が入口に貼られていた。店内はそれほど広くないが、落ち着いた空間で、カウンター席やテラス席があり、家族連れやグループでも安心して過ごせそうだ。特にテラス席はテイクアウト専用とあって、自然の風を感じながらスイーツを味わうことができる。その日は平日だったため、混雑は避けられたが、土日は混雑するのだろうと感じた。店内のスタッフは丁寧で、注文の際も明るく対応してくれた。最初に注文したのは、シフォンサンドと紅茶、メロンショートケーキ。紅茶はティーポットで出され、カップ3杯分が入っていたのが驚きだった。シフォンサンドはしっとりとしていて、コーヒーとの相性が抜群。メロンショートケーキは甘さが控えめで、スポンジのふわふわ感が心地よかった。唐澤農園のコーヒーは、素材の良さが際立つ味わいだった。午後にはテラス席でかき氷を注文。表面のチョコソースと削りチョコがたっぷりで、中段にはクリームチーズが隠れていて、最後まで美味しく味わえた。また、ジェラートダブルは四万ブルーの酸味とピスタチオの濃厚さが絶妙で、夏の定番としておすすめだ。スイーツだけでなく、コーヒーの種類も豊富で、手作りケーキや焼き菓子も販売されている。特にイチゴのパフェは、1つのパフェに2パック分のイチゴが使われていると聞き、驚いた。甘さ控えめで、酸味も程よく、旬のイチゴの味を存分に楽しめる。家族連れでも安心できる環境で、子どもが喜びそうなスイーツが多かった。また、農園直営のため、素材の新鮮さが際立っており、味に安心感がある。店舗の北東側のテラス席は、天気の良い日に訪れるとさらに気持ちが良い。お土産コーナーもあり、地元の特産品を購入するのも良い。唐澤農園は、自然と調和したカフェとして、訪れる人を心地よく迎えてくれる。また、季節ごとのスイーツが楽しめるため、何度も訪れたい場所だ。特に家族連れや、スイーツ好きにはおすすめのスポットだ。今後も季節の変化に合わせて、また訪れたいと思う。