小諸市にある古民家カフェ「CLOVE CAFE」に訪れたのは、春の陽気が心地良い日でした。このカフェは歴史ある建物を活用しており、外観からしてどこか懐かしさを感じさせます。店内は和モダンな空間で、木の香りが漂い、落ち着いた雰囲気の中でくつろげる場所です。特に注目したのは、広いテラス席が整備されていること。日差しが強い時期には少し気になりますが、春や秋なら最高のスポットになりそうですね。メニューはシンプルながらも、季節の素材を使ったスイーツやドリンクが並んでおり、どれも魅力的です。特に「そば茶ラテ」は、普通のラテとは一味違った味わいがあり、試してみる価値ありです。他の訪問者も「クレープ」や「桃のパフェ」を注文していた様子で、素材の良さが伝わってきました。ただ、注文方法がタッチパネル式で、スタッフとのやりとりが少ないため、初めて訪れる人には少し戸惑うかもしれません。このシステムは、無人販売に近い形で、スタッフの人数に合わせた合理的な運営だと感じました。ただし、入り口の案内がややわかりにくいこともあり、訪れる際には事前に情報を確認しておくと良いです。店内の雰囲気はとても素敵ですが、スタッフとの会話が少ないため、まるでスーパーのフードコートのような感覚になることも。これは個人的な好みかもしれませんが、カフェらしい温かみを感じたい人には少し物足りないかもしれません。それでも、素材の良さや季節のメニューが魅力的で、また訪れたいと思う場所です。特に「バニラクリームのクレープ」は、生の桃やジャムの組み合わせが絶妙で、一度食べたら忘れられない味でした。また、テラス席でコーヒーを飲むと、周囲の自然を眺めながらリラックスできる時間になります。ただし、日陰がないため、夏の暑い時期には少し工夫が必要かもしれません。全体的に見れば、古民家カフェとしての魅力が十分に感じられる場所です。注文方法の改善や、スタッフとのコミュニケーションの充実が望まれますが、それさえも含めて、このカフェの個性とも言えるでしょう。訪れた人がそれぞれの価値を見つけることができる、そんな場所だと思います。