〒847-0853 佐賀県唐津市江川町627
唐津市にある古民家カフェを訪れた。ここは明治時代に薬屋として使われていた建物をリノベーションした空間で、木の香りと落ち着いた雰囲気が心地よかった。入口を入ると、畳の床や昔ながらの家具が目を引く。特に気に入ったのは、お手洗いに行く途中の縁側から見える庭。苔や石の配置が整っており、まるで小さな世界に迷い込んだような気分になる。店内には、コーヒーの香りとスイーツの甘い香りが漂っており、歩くたびに心が癒される。スタッフの対応も丁寧で、のんびりとした時間を過ごせた。特に、とろりんちょという豆腐スイーツが印象的だった。豆腐の風味がしっかり感じられ、濃厚なのにくどくない。コーヒーと一緒に食べたけど、これだけで十分な満足感だった。また、焼きマシュマロのコーナーがあり、火鉢で焼ける仕掛けがユニーク。100円で楽しめるのだが、火の加減を調整するコツがあり、ちょっとした工夫を楽しめる。子どもがよく来ているようで、親子で楽しめる雰囲気も感じた。店内の照明は優しく、テーブルの間隔も広く、他のお客さんと気まずい思いをすることもない。1日1組限定の宿泊も可能で、泊まりがけで訪れる人もいるようだ。古民家カフェとしての魅力が凝縮されており、静かに時間を忘れて過ごせた。メニューも豊富で、レモングラスティーからティラミスまで、どれも丁寧に作られている。特にティラミスは4層構造で、断面が美しく、マスカルポーネの味わいが際立っていた。カジュアルな雰囲気の中にも、おしゃれな器や雑貨が飾られ、全体の統一感が素晴らしい。唐津市周辺でカフェを求める人には、この場所がおすすめ。落ち着いた空間で、日常の疲れを忘れられる場所だ。