浜松市で見つけた隠れ家的なカフェが『ハルイチスタイル』。家具店と併設されているせいか、店内は落ち着いた木の香りと統一されたインテリアが広がっていて、どこかくつろげる空間だった。ランチタイムに訪れると、『はるいち定食№1』が人気で、その豪華なセットが目を引く。おむすび2個、唐揚げ、出汁巻玉子、味噌汁、蒸し野菜、サラダ、豆腐のスイートチリそぼろがお盆に並び、どれも見た目が華やかで食欲をそそる。おむすびの具はチーズカレーとうな玉を選べるから、自分好みの組み合わせが楽しめるのが嬉しい。特にうな玉は鰻と玉子が重なって、コッテリとした旨味が口の中に広がる。唐揚げはタレがたっぷりで、一口サイズの大きさが食べやすかった。出汁巻玉子は海苔の風味が効いていて、味噌汁の白だしは加藤醤油の味噌が活かされていて、ほんのり甘みと深みがある。季節の蒸し野菜は大根がたっぷりで、歯ごたえと柔らかさのバランスが絶妙。豆腐のスイートチリそぼろは辛さが控えめで、トマトの酸味が程よく効いていて、意外とあっさりとしている。定食に付いてくる日本茶は、急須で提供され、抹茶入り玄米茶やほうじ茶など、日替わりで3種類から選べる。特に抹茶入り玄米茶は玄米の香りと抹茶の苦味が混ざって、食事に合ってた。甘味はバスクチーズケーキやほうじ茶チーズテリーヌなど4種類から選べ、今回はほうじ茶チーズテリーヌを注文。チーズの濃厚さとほうじ茶のほろ苦さがマッチして、甘味のバランスが取れていた。店内の雰囲気は落ち着いていて、家具店の什器も統一感があって、食事とインテリアのシナジーが感じられた。料理の量はやや少なめだが、素材の良さと調理の腕がしっかり伝わってきて、満足感は高い。お茶や甘味も丁寧に作られていて、地産食材を活かした和食が楽しめる。定食の価格はやや高めだが、品質と味のバランスを考えると納得できる。また訪れたいと思えるカフェだ。静岡県の浜松市で、地産食材と日本茶を楽しめる和食カフェとして、家族や友人と訪れるのにもおすすめ。おにぎりセットは午後に終了してしまうこともあり、早めの来店がおすすめ。また、家具店と併設されているから、食事の後に雑貨や家具を見ながらくつろぐこともできる。カジュアルな雰囲気ながらも、料理のこだわりと丁寧な接客が心地よい。特にスイートチリそぼろやほうじ茶チーズテリーヌは、洋食と和食の融合が上手く、新鮮な味わいが楽しめる。ランチタイムは混雑する可能性もあるので、早めの来店がおすすめ。定食の種類やお茶の選択肢が豊富で、毎回違う味を楽しめるのが魅力。浜松の街を歩いていると、偶然に出会えるような隠れ家的なカフェで、地元の味を味わえる。お茶の香りや料理の味が心地よく、時間を忘れて過ごせる場所だ。地産食材を使った料理と、日本の伝統的なお茶が組み合わさることで、心も身体も満たされる。また訪れたいと思うお店で、静岡県の魅力を知るためのスポットとしてもおすすめ。