総社市にある古民家カフェに訪れたときは、どこか懐かしい空気を感じた。外観は木造の古い建物で、入り口のドアを開けるとすぐに落ち着いた雰囲気に包まれる。中はウッド調のインテリアで、ソファー席や個室のような空間もあって、家族連れやグループでも過ごしやすい。特に注目したのは、店内のあちこちに飾られた手作り感のある小物や絵。お店のオーナーが自分たちでDIYで作ったという話も聞いているので、それもまた魅力の一つだ。ランチタイムには、チキン南蛮やハンバーグなど洋食が人気で、地元の野菜を使った小鉢が付いてくる。味はシンプルながらもしっかりとした食材の風味が楽しめる。特に鶏南蛮は柔らかくてジューシーで、何杯でも食べられそう。デザートはかき氷や手作りケーキがあり、甘すぎず、さっぱりとした味が嬉しい。このカフェの特徴は、2階がギャラリーになっていること。絵や陶器が飾られており、オーナーの作品が展示されている。ここは単なる食事の場ではなく、アートを楽しむ場所としても機能している。平日でも空いていたので、ゆっくりと絵を見ながらコーヒーを飲むのもおすすめ。店内の雰囲気は、何とも言えない安心感があり、訪れた人は自然と笑顔になる。スタッフも親切で、注文の仕方やおすすめのメニューやアートの紹介など、丁寧に説明してくれる。特に、オーナーの想いが伝わってくるような会話が印象的だった。このカフェは、単なる食事だけでなく、日常の疲れを癒すための場所としての役割も果たしている。駐車場は店の前にあるので、車で来る人も安心。ただし、180号から少し入った場所にあるため、道に迷う人もいるかもしれない。地図アプリで検索して行くのがおすすめ。また、お店のシステムは事前に注文と支払いをしてから店内に入る仕組みで、混雑時は少し時間がかかることがある。それでも、その分落ち着いた時間を楽しめるので、我慢する価値はある。このカフェは、田舎の雰囲気と都会のセンスが融合したような場所。古民家だからこそ感じる温かみと、現代的なインテリアが上手くマッチしている。訪れるたびに新しい発見があるし、近くに住んでいる人にとっては日常の癒しスポットになるだろう。これからも通いたい場所の一つだ。