銀座で長年親しまれてきたコーヒー専門店を訪れてきました。このお店は創業1948年で、コーヒー一本にこだわる老舗として知られています。入口に入ると、コーヒー豆の香りが漂い、落ち着いた空間に心が癒されます。店内は木目調のインテリアとシックな照明が組み合わさり、クラシカルな雰囲気を醸し出しています。カウンター席やテーブル席があり、私はカウンターでコーヒーを注文しました。注文すると、目の前でコーヒーを淹れる様子が見られるのが特徴です。これを見ているだけで、コーヒーへの愛着を感じられます。このお店の魅力は、コーヒーの種類が豊富であることです。ブレンドコーヒーだけでなく、シングルオリジンや特別なメニューも用意されています。特に「琥珀の女王」と呼ばれるブラン・エ・ノワールは、シャンパングラスで提供されるのが特徴で、甘みと旨みのバランスが絶妙です。私は初めて訪れた際、卵黄入りコーヒーを注文しましたが、その濃厚な味わいに驚きました。コーヒーの抽出には専用のグラインダーを使用し、綿ネルフィルターで丁寧に淹れるスタイルが特徴です。このお店のコーヒーは、酸味や苦味が控えめで、清らかな味わいが楽しめるのが魅力です。また、コーヒーの豆も販売されており、豆を買いに来られる方も多く見られます。喫茶席では、カウンターでコーヒーを淹れる様子を間近で見られるため、時間がゆっくり流れます。しかし、海外からの観光客が多く、日本人が少ない印象を受けました。このお店の特徴は、メニューがコーヒーのみという徹底したこだわりです。ケーキや軽食はなく、コーヒーだけに集中できるのが良い点です。ただし、カウンター席は急いで客を回すような雰囲気もあり、1人でゆっくりするにはやや物足りないかもしれません。それでも、コーヒーが好きな方にはぜひ訪れてほしいお店です。このお店の雰囲気は、昔の喫茶店の魅力を残しており、ノスタルジックな気分を味わえます。銀座でコーヒーを味わうなら、ぜひ一度訪れてみてください。