丹波篠山市にある喫茶oitoは、ちょっとした探検心を満たしてくれる場所です。地元の歴史を感じさせる街並みの一角にあり、通りを歩いているとふと目につく小さな木造の建物。外観は古民家の雰囲気を残しつつ、レトロなインテリアが絶妙に融合して、まるでタイムスリップしたような気分に。中に入ると、木の温もりとガラスや陶器の質感が混在した空間が広がります。落ち着いた照明が心地よく、誰かと訪れるよりも一人で訪れたいような、静かな雰囲気が魅力です。
店内の雰囲気は、まるで映画のワンシーンのような印象を受けます。中庭を眺められる席や、木製のテーブルが並ぶ一角など、それぞれの空間に違った魅力があります。特に注目したいのは、スイーツとコーヒーのペアリング。チーズケーキやタルトなど、見た目も華やかなスイーツが並び、どれを注文しても迷ってしまいます。私はクランブルが添えられたチーズケーキを注文しましたが、柔らかくしっとりとした食感に驚きました。濃厚なチーズの味わいに、クランブルのサクサクした食感が絶妙にマッチし、コーヒーとの相性もバッチリ。甘いもの好きにはたまらない一品です。
また、カフェオレやエチオピアのコーヒーなど、ドリンクの種類も豊富。コーヒーの味わいはまろやかで深みがあり、スイーツに合わせて楽しむのがおすすめ。ランチタイムには牛すじカレーが人気で、煮込まれた肉の柔らかさとトマトのマリネの風味が絶妙。ただし、人気のため売り切れることも頻繁にあるので、早めの訪問が必須です。モーニングセットやフレンチトーストも気になるけど、今回はスイーツに集中しました。店内の雰囲気と味わいに加え、接客も丁寧で、何よりも心がほっこりする時間になりました。
古民家をリノベーションした空間には、江戸末期の歴史が息づいています。奥行きのある構造や、木の梁が見える天井が、どこか重厚感を感じさせます。それと同時に、新しい家具や照明がバランスよく配置されており、古いものと新しいものが調和しているように感じます。中庭に面した席からは、自然の光が差し込み、まるで里山の静けさに包まれたような気分に。都会の喧騒から離れて、のんびり過ごしたい人にぴったりの場所です。
訪れた際には、ぜひスイーツとコーヒーの組み合わせを試してみてください。また、カレーもおすすめで、ランチタイムの10食限定は人気のため、早めの訪問が必須です。古民家カフェとしての魅力に加え、地元の食材を使った料理や、手作りのスイーツが楽しめる点も魅力。丹波篠山に足を運ぶ機会があれば、絶対に立ち寄って損はない場所です。次回はモーニングセットやフレンチトーストも試してみたいと思っています。