深見堂は宇佐市にある小さなカフェで、訪れた瞬間から特別な時間を味わえる場所です。お店の入り口は目立たないですが、近づくと古民家の雰囲気がほんのり漂ってきます。中に入ると、畳の床に木製のテーブルとイスが配置され、どこか京都の町屋を思わせる空間が広がります。窓からは広い庭が見え、季節の花々や緑が心地よく広がっていて、まるでイングリッシュガーデンにいるような感覚に。静かな場所なのに、いつもお客さんで賑わっているのが不思議で、なぜか落ち着いた時間が流れているように感じました。
お店の雰囲気は、落ち着きと洗練が融合したような感じ。テーブルにはお花が飾られ、奥の板間には藤の花が美しく咲いていて、空間に自然な香りが漂っています。店主さんは一人で運営しているようで、丁寧に接客してくださるのですが、その分、ゆっくりと時間をかけて楽しむことができるんですよね。ケーキセットや焼き菓子が並ぶショーケースは、まるで小さな美術館のように魅力的。特に季節のフルーツタルトやレモンタルトは、見た目も美しく、味もクセになるほど美味しいです。お茶は酸味が少なく、まろやかなコーヒーがいただけるのも嬉しいポイント。
食事の時間は過ぎていたので、カフェでケーキを注文しました。お庭の雰囲気と店内の雰囲気、どちらも心地よくて、まるで時間を忘れるほど。ケーキの種類は豊富で、単品で注文するのももちろん、セットで注文するとプラス料金がかかるものもあるので、メニューをよく確認して選びたいですね。また、焼き菓子やクッキーも人気で、お土産に買って帰る人も多いです。その中でも特に気に入ったのは、イチゴスープのマスカポーネアイスで、見た目は普通でも、味は驚くほど絶妙。他のメニューも全部美味しいと感じたので、次はジビエのカレーに挑戦してみたいと思っています。
訪れた人の中には、子どもを連れてきたら落ち着かないという声もありました。確かに、静かな空間でゆっくりしたい人には、子どもを連れてくるのは難しいかもしれません。でも、その分、大人だけが集うような雰囲気で、会話が弾みやすかったり、自分だけの時間を作りやすいです。駐車場は2台分で、他の場所に車を停める必要があるかもしれません。また、車椅子対応ではないので、入る際の段差に気をつけたいですね。でも、それさえクリアすれば、多少の不便さも気にならないほど、心地よい空間が広がっています。
深見堂は、日常の喧騒から離れて、心をリセットしたいときにぴったりの場所です。落ち着いた空間と美味しい料理、そして店主さんの丁寧な接客が、何よりも魅力。何度も訪れたくなるお店で、今後も新しいメニューが登場するのを楽しみにしています。もし宇佐市に立ち寄る機会があれば、ぜひ一度訪れてみてほしいです。静かな場所にあるこのカフェは、特別な時間と感動をくれる場所です。