出雲大社の近くにある小さなカフェに訪れた。駅から少し歩いたところにあるので、観光客の流れからちょっと外れた場所にありながらも、とても静かで落ち着ける空間だった。お店の前には木製のベンチが置いてあって、通りの喧騒から離れてくつろげる。平日だったからか、人通りも少なく、本当にリラックスできる雰囲気だった。メニューには抹茶ラテやほうじ茶ラテが並んでいて、特に抹茶ラテは人気があるみたい。私はプレミアムのホットを注文したんだけど、金箔が載っていてとても豪華。お茶を淹れるときは目の前で丁寧に作ってくれるから、その香りや手元を見ながら待つのが楽しかった。甘さ控えめで、抹茶の風味がしっかり感じられて、とても美味しい。店内は和モダンな雰囲気で、畳の座敷や木のテーブルが配置されていて、落ち着いた空間だった。隣の席に座っていた年配の女性も優しく話しかけてくれて、なんだか心が和む時間になった。家族連れの客もいて、子どもがお茶を飲んで楽しそうにしていたのを見ると、家族で来ても楽しめそう。特に抹茶餡プリンは濃厚でなめらかで、お茶に合うデザートだった。店員の女性はとても気さくで、会話が弾んだ。何より、閉店間際に来ていたお客さんが優しく譲ってくれたり、常連さんの気配りに感動した。出雲の空気とお店の雰囲気、そして人の温かさが合わさって、まるで別の世界に来たような気分だった。また機会があれば、ぜひ訪れたいお店だ。