〒882-0875 宮崎県延岡市若葉町1丁目2840−4
0982-34-6854
延岡市にある小さなカフェに偶然立ち寄ったことがきっかけで、この場所を知ることになりました。住宅街の一角にひっそりとあるこのカフェは、外観からしてどこか親しみやすい雰囲気で、通りがかりの人に声をかけられたような気がしました。店内は自宅を改装した感じで、木の温かみが感じられる空間で、カウンター席や小さなテーブルがいくつか並んでいます。カウンターの向こうで笑顔で接客してくれるマスターの姿が印象的で、どこか懐かしいような安心感がありました。このカフェの特徴は、名古屋風の料理が楽しめる点です。名古屋の定番メニューが豊富に用意されており、味噌カツ定食やトーストセットなど、地元ではあまり見られない料理が楽しめるのが魅力です。特に注目したのは、トーストに小倉餡を挟んだ『小倉トースト』で、甘さが控えめでとても食べやすかったです。また、コーヒーの味もしっかりとしていて、苦みと酸味のバランスが取れていて、コーヒー好きにはたまらない一品でした。店内は狭めで、平日でも10人前後が満席になるほど人気のあるカフェです。そのため、予約をした方がスムーズに利用できるかもしれません。また、駐車場は2台ほどしかなく、住宅街のため道路駐車は難しいので、車で来店する際は注意が必要です。ただし、マスターは親切に駐車場の場所を案内してくれたり、予約の電話番号を教えてくれたりするので、安心して訪れることができます。このカフェの魅力は、何よりも『家に訪ねるような温かみ』にあります。マスターが一人で接客や調理をしているので、注文から料理が出てくるまで少し時間がかかるかもしれませんが、その分丁寧に作られている感じがします。ランチの時間帯には、地元の家族や子連れの客が多く、子供たちが喜ぶようなメニューも用意されていて、家族連れにもおすすめです。特にリピーターが多い理由は、リーズナビリティと味の安定性に尽きます。味噌カツ定食の豚肉は柔らかく、味噌の味もしっかりとしていて、名古屋の味を忠実に再現しているように感じました。また、デザートの黒胡麻プリンは胡麻の香りが強く、他のカフェでは味わえないような特別感がありました。このカフェには、名古屋の食文化を感じるだけでなく、日常の喧騒から離れてリラックスできる空間があります。広いスペースや豪華な装飾はなく、どちらかというと『自分たちの家で友達を招くような感覚』で利用できるのが良いところです。名古屋風の料理が好きな人や、地元の隠れ家的なカフェを探している人には、ぜひ訪れてほしい場所です。また、ちょっとしたおしゃれな空間でランチを楽しむのもおすすめです。このカフェは、単なる食事の場ではなく、人と人とのつながりを大切にしているような、心地よい場所でした。今後も訪れたいお店の一つで、また来店するときは別のメニューに挑戦してみたいと思っています。