神河町にある小さなカフェに偶然訪れたとき、思わず足を止めたのは、外観の雰囲気と店内の香りでした。お店の看板には「カフェハヌル」と書かれているものの、元は自転車屋さんだったという歴史が残っていて、その古びた木製の看板が何とも言えず温かみを感じさせます。中に入ると、ドライフラワーと生花が飾られた空間が広がっていて、K-POPの音楽が静かに流れています。韓国料理に特化したメニューが豊富で、スンドゥブやビビンバといった定番メニューだけでなく、スイーツやパンも扱っているのが面白いです。家族で運営しているようで、親しみやすさが伝わってくるのが嬉しいです。
ランチタイムに訪れたときは、スンドゥブやビビンバのセットが人気で、その量と味に驚きました。スンドゥブは具材がたっぷりで、ピリ辛ながらも卵でマイルドに仕上げられていて、ご飯との相性が抜群。ビビンバは石焼きで登場し、ご飯に卵黄が絡んでいて、焦げ目がたまらなく美味しいです。また、サラダや副菜も充実していて、1人で食べるには十分なボリュームです。お茶やコーヒーも種類が豊富で、アイスコーヒーはクセがなくスッキリとした味わい。特に、コーヒーの香りが店内に広がる時間が好きです。
カフェの魅力は、雰囲気と料理のバランスにあります。K-POPの音楽が流れているのにもかかわらず、落ち着いた空間で過ごせます。また、店内には韓国のスターの映像が流れているというユニークな演出もあり、韓国ファンにはたまらないです。スイーツやドーナツも目を引くもので、パフェの写真を撮るのにも最適。実際に食べてみると、地元の果物を使ったパフェが新鮮で甘さが際立ち、クッキーも手作り感が伝わってきます。このお店の魅力は、何よりも「心地よさ」にあります。
訪れた時間帯によって、雰囲気がガラリと変わるのも特徴です。平日のお昼はランチメニューが人気で、少し混雑するときもあります。しかし、午後になると落ち着いた雰囲気になり、カフェとしての魅力がさらに際立ちます。特に、自転車屋さんだったという歴史が感じられる店内の一角では、静かな時間を過ごせます。また、家族の笑い声や注文の声が交錯する様子が、お店の雰囲気をより豊かにしています。
このカフェは、ただのコーヒーを飲む場所ではなく、ちょっとした冒険のような体験ができます。韓国料理が好きな人にはもちろんですが、日常の疲れを癒したい人にもおすすめです。また、地元の食材を使ったメニューが多いため、地元の味を味わえるのも魅力のひとつ。お店の人に尋ねてみると、季節限定のメニューも紹介してくれるため、何度訪れても新鮮さが保たれています。今後も訪れたいお店のひとつです。