豊能町の田舎の道を走っていると、ふと目についた小さなカフェが気になって立ち寄った。お店の名前は覚えていないが、その日は特に印象に残った。入り口には「カレー」という文字が並んでいたが、中に足を踏み入れると、そこはまるで隠れ家のような空間だった。木の温かみを感じる内装に、手作りの雑貨が置かれていて、何となくリラックスできる雰囲気。カウンターに座ると、オーナーの笑顔が迎えてくれた。彼は気さくに話し始め、その話に耳を傾けると、このお店の魅力が伝わってきた。特に驚いたのは、カレーの味にあった。スパイスの使い方がとても丁寧で、素材の良さが活かされていた。チキンカレーとキーマカレーのあいがけを注文したが、どちらも味がしっかりしていて、とても満足できた。特にキーマカレーは、スパイシーさの中に甘みが混ざっていて、後味がスッキリしていた。そして、お米が自家製だという話を聞いて、さらに興味が湧いた。普段はカレーに使われているが、白米だけでも食べてみたいと感じた。その日はお米の味が特に際立っていて、何とも言えない安心感を感じた。店内の清潔さも気に入った。床はピカピカで、テーブルも綺麗に拭かれていて、衛生面に配慮されているのが伝わってきた。オーナーご夫婦もとてもフレンドリーで、何でも気軽に話せた。特に左利きの私に、普通のスプーンを用意してくれたのが嬉しかった。そんな小さな気遣いが、お店の雰囲気をより良いものにしていた。その日はカレーを食べた後、少し時間があったので、お店の周辺を散歩してみた。田舎の空気はとても澄んでいて、のんびりとした時間が流れている。近くには釣り場や保護施設もあるようで、自然と人とのつながりが感じられた。このお店は、都会の喧騒から離れて、自分だけの時間を持てるとても良い場所だ。また、ドライブがてら訪れたい場所の一つになった。カレーが好きで、リラックスしたい人が訪れるなら、おすすめしたいお店だ。味も雰囲気も、どちらも満点。もう一度訪れたいと思う、そんなお店だった。