吉祥寺の街を歩いていると、どこか不思議な雰囲気のカフェを見つけた。場所は武蔵野市で、駅から少し歩くと、小さな家のような建物が目に入る。外観はまるで絵本の世界に出てきたようなデザインで、ドアが小さめで、ちょっとした冒険気分を味わえる。中に入ると、壁や天井に描かれた絵が目を楽しませてくれて、まるで小人のおうちのような空間が広がっている。このカフェは「HATTIFNATT」という名前で、メルヘンな世界観がとても魅力的。特に若い女性が多かったので、女子会にもおすすめかもしれない。ただ、外観が可愛くても、中身はしっかりした料理が楽しめる点が嬉しい。カレー、ピザ、ドリアなど、カジュアルな食事もいただけるし、スイーツも豊富。ケーキの種類が本当に多くて、どれも美味しそうに見える。ただ、注文の仕方が少し複雑で、ケーキを単品で注文することはできない。食事とセットで注文しないとダメなシステムだったり、子ども向けのメニューが限定的だったりする点は、少し不便に感じた。でも、その分、お料理の質が高くて、カレーは野菜がたっぷりで、ピザは具材がしっかりしている。特にタコライスは、野菜の量が多すぎて驚いた。ランチタイムにはおすすめのメニューもあるし、ドリンクもラテアートが人気。ただ、お子様用のメニューが少なかったり、おむつ替えスペースがない点は、子連れには少し心配だった。しかし、スタッフはとても親切で、説明も丁寧。ベビーカーを1階で預け、急な階段を登って2階に上がる必要があるが、座敷を案内してくれるので、子どもが落ち着いて過ごせる。ただ、4歳くらいの子どもでなければ、少し大変かもしれない。また、料金は1人2000円前後で、食事とドリンクのセットが必須。スイーツが好きなら楽しめるが、甘いものが苦手な人にはやや厳しい。でも、その分、料理の味は丁寧で、玄米ドリアや雑穀米のカレーなど、ヘルシーな選択肢もある。おしゃれな空間で、ゆっくりと食事を楽しめる場所。特に女子会や、小さな子連れの家族には、おすすめのスポットだ。ただし、階段の段差や、お子様メニューの限られさには気をつける必要がある。それでも、メルヘンな雰囲気と美味しい料理を楽しめるなら、一度は訪れてみる価値がある。