前橋市にあるアートホテルのラウンジに訪れたとき、驚いたのはその雰囲気でした。外観は昔ながらの建物を残しつつ、裏には緑が広がる空間が広がっていて、まるで別世界に来たような感覚に。中に入ると、昔のホテルの骨組みを活かしたデザインが随所に見られ、アートが飾られた空間はまるで美術館のように。特に階段の上にある蜷川実花さんの作品は圧巻で、花の美しさと枯れた花の哀しみが混ざった表現に心を打たれました。宿泊者は無料でカヌレやお酒を楽しめるのが嬉しいポイントで、夜は郷土料理の「おきりこみ」もいただけるので、食事もステイも完結させられます。朝食はパンとご飯から選べますが、私はご飯がおすすめ。10種類の料理が載ったプレートはボリューム満点で、健康的な朝を過ごせます。また、アフタヌーンティーも人気で、季節のフルーツを使ったスイーツや自家製パンのセイボリーが楽しめます。特に秋のアフタヌーンティーは、きのこのブルスケッタやかぼちゃスープが絶品で、紅茶やノンアルコールドリンクも自由に楽しめるので、リラックスしたいときにぴったりです。ランチでは赤城牛を使ったバーガーが人気で、ジューシーなパティとモチモチのバンズが絶妙なバランス。スープも美味しく、全体的にコスパは高くないものの、観光客としての価値を感じました。また、カヌレやタルトといったスイーツは見た目も美しく、SNSに載せたくなるようなフォトジェニックな空間です。スタッフの対応も丁寧で、親切ながら程よい距離感が心地よかったです。特にアフタヌーンティーの際には、秋の味覚を楽しめるメニューが豊富で、和栗やかぼちゃのスイーツは絶品。ここに来ると特別な時間を過ごせると感じたので、また訪れたいと思っています。また、施設は車椅子対応で、誰でも快適に利用できる点も好印象です。全体的にアートと食事、そしてリラクゼーションが融合した空間で、訪れた人すべてが満足できる場所だと感じました。