〒059-1624 北海道勇払郡厚真町豊沢495−4
0145-29-7020
北海道の小さな町に突然現れる、まるで物語に出てくるようなカフェ。厚真町のこのお店は、訪れた瞬間から心がほっこりする空間で、猫好きにはたまらない癒しの場所だ。店内は明るく、木の香りが漂い、窓の外には緑が広がっている。猫たちが自由に動き回っている様子を見て、思わず笑顔になる。オーナーさんはワンオペで切り盛りしているが、その分、猫たちがお客さんを積極的に迎えに来る。猫好きにとっては、このサービスが最大の魅力だろう。店内には猫の写真が飾られていたり、猫のいる場所がよく分かっているので、初めて訪れた人でも安心して楽しめる。
スイーツのクオリティも驚くほど高い。フルーツタルトやカボチャロールケーキなど、季節の素材を使ったケーキは見た目も美しく、味もしっかりしている。価格はリーズナブルで、1,350円でカボチャロールケーキと紅茶、猫クッキーが楽しめる。この価格でここまで丁寧に作られているのには驚きだ。猫クッキーは見た目もかわいく、お土産として買う人も多い。お茶の種類も豊富で、紅茶だけでなく、コーヒーもおすすめ。コーヒーは豆の香りが強く、淹れ方にもこだわりを感じる。
猫たちの接客も特筆すべき点だ。猫店長はお客さんの目線に合わせて動き、写真を撮る人には積極的に寄り添ってくれる。チュールタイムの時も、猫たちはとても楽しそうで、まるで家族のように過ごしているようだ。ただし、ワンオペのため、忙しい時は猫の対応が少なくなったり、接客が少し雑になることもある。その点は理解しておくと良い。ただし、猫たちの愛らしさは常に変わらないので、その分を補って余りある。
オーナーさんの人柄も印象的だ。商売っ気はなく、猫が大好きで、そのことがお店の雰囲気にも影響している。お客さんを過剰に接待するのではなく、自然な感じで接してくれる。この「手抜き」が逆に心地よく、リラックスできる。ただし、一部の客が無料で飲み食いしようとしたり、無理な要求をする人もいるらしい。その点はオーナーさんにとって大きなストレスだろうが、それでもお店を守ろうとしている姿勢は立派だ。
このカフェの魅力は、猫とスイーツの両方を楽しめる点だ。平日は空いていて、猫たちとゆっくり過ごせるのでおすすめ。混雑する日は待つことになるが、その分、スイーツのクオリティや猫たちの存在が際立つ。お店の雰囲気やオーナーさんの思いが伝わってくるので、訪れた人には満足感が得られる。猫好きでない人でも、この空間に触れれば心が癒されるだろう。北海道の小さな町で、特別な時間を過ごせるカフェは、きっと心に残る場所になる。