風花通信

4.8

〒441-2302 愛知県北設楽郡設楽町清崎若杤23−10

0536-62-0354


訪問者レビューの概要

設楽町の山奥にひっそりとある『風花通信』は、まるで隠れ家のような存在だ。地図で見ると少し遠く感じてしまうが、道の駅『したら』から少し山道を進むと、自然に囲まれた小さな民家の奥に目立たない看板が見える。この場所は、車で行くのがおすすめで、駐車場も広く整備されていて安心だ。実際に訪れた人からは、山道を走るドライブが楽しかったという声も聞かれる。店内は小ぢんまりとしていて、4人掛けのテーブルが2つあるだけ。テラスもあるため、天気の良い日は外で紅茶を楽しめる。しかし、閉店時間の午後4時前には必ず訪問したい。というのも、女性店主さんがとてもフレンドリーで、閉店間際にも快く迎えてくれるからだ。彼女は豊橋から引っ越してきて、昨年の9月にこのお店をオープンした。豊橋出身の私にとっては、同じ街の人が話題に出てくるだけで会話が弾んでしまう。お店の名前『風花通信』は、デュオ『雅夢』のアルバムタイトルからとっているという。ファンが作った『通信』に関わった経験から名付けられたそうで、どこか特別な想いが込められている感じがする。店内には田口線の電車のライトが飾られていたり、昔の思い出を語る店主さんの話に耳を傾けると、時間が止まったような感覚になる。メニューは紅茶とチーズケーキのセットがメインで、800円という価格は手頃だ。私はロシアンティーとピーチティーのどちらかを注文したが、どちらも香りが良く、味も落ち着いている。特にロシアンティーには苺ジャムが添えられ、ウォッカが入っていないのが嬉しい。チーズケーキは濃厚で、甘さ控えめで上品な味わい。紅茶の種類も豊富で、アールグレイアイスティーはポットで提供され、何杯でも飲めてしまう。お店の外には広い庭があり、春は新緑が、秋は紅葉が楽しめる。実際に訪れた人の中には、森の中でウグイスの鳴き声を聞いたり、モリアオガエルの卵を見つけるなど、自然体験ができた人もいる。特に閉店間際に訪れた人からは、暖炉の火が揺れる中でのティータイムが心地よかったと評判だ。また、バイクや自転車で訪れる人も多く、通過点ではなく目的地としての魅力がある。このお店は、忙しい日常から一歩抜け出して、静かな時間を過ごしたい人にとって最高の場所だ。たとえ少し遠くても、豊橋から車で5分程度で行ける距離なので、ぜひ一度訪れてみることをおすすめしたい。店主さんとの会話が楽しく、自然と心が癒される空間は、他のカフェにはない特別な魅力がある。

35.057566, 137.5540953


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